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症例を投稿した鍼灸院:音楽のための身体調整 しらべ

風邪による体のコリで思うように楽器を吹けない

風邪による体のコリで思うように楽器を吹けない

症状

愛好家のユーフォニアム奏者。咳をともなう風邪をひいて3日前まで寝込んでいた。風邪は治ったものの首筋から背中、腰にかけて重いコリを感じていて、楽器を思うように吹けない。特に左肩、左腕が張って疲れやすい。またブレスが浅くて無理やり鳴らしている感じがする。2日後に発表会本番があるのでコンディションをできるだけ良くしておきたくて来院。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2020年1月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

ユーフォニアムは4~5kgあってわりと重い。楽器を運ぶだけでもコリが悪化する可能性があるので楽器なしでのご来院となった。そのため体の状態だけをみて施術をおこなった。
まず全体に体の緊張が高い状態にあった。さらに細かく触れてみると左肩の前側に強い緊張を認めたので、この緊張に対応する手のツボに鍼をした。すると左肩から腕にかけての張りがゆるんだ。
次に腰部の緊張で一番気になる場所を確認したうえで、脚のツボに鍼をしてこれを取った。
最後に残っていた首のコリを取るために背中のツボに鍼をして終了とした。
同日の帰宅後に練習したら楽にブレスができて自然に吹けるようになったとのメールをいただいた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

本例ではユーフォニアムという楽器の重量や構え方を踏まえて、どのような状態の体になればブレスや演奏動作がやりやすくなるか考えて施術した。鍼灸には即効性があり、特に筋肉のコリや張りは適切なツボを使えばすぐに変化する。楽器の特性に合わせて適切なツボを使ったことが奏功したと考える。

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