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症例を投稿した鍼灸院:音楽のための身体調整 しらべ

トランペットのリサイタル後から続く背中の痛み

トランペットのリサイタル後から続く背中の痛み

症状

トランペット奏者。2か月前に自身が出演するリサイタルがあった。きついプログラムで直後から背中の痛みが消えない。楽器を構えると重く感じ、痛みで寝られないこともある。また今は肩にも痛みがある。左右差は特にない。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2019年12月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

触れて確認すると左右ともに背中の肩甲間部に硬い緊張があった。自覚的には左右差はなかったが押してみると左の方が硬いので、左肘のツボに鍼をしてこれをゆるめた。
肩の痛みも左右差はなかったが、触れると右肩の方が硬かった。より詳細には右の肩関節の前面に強いこりを認めた。そこで手のツボを使ってこのこりをゆるめると肩の痛みが楽になった。さらに効果を高めるために両ふくらはぎのツボにも鍼をした。
施術後に確認すると左肘に温かさが戻る感覚があり、背中の痛みも緩和して「寝られそう」との感想を得た。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

管楽器は楽器の構えや運指など腕~手指の運動と呼吸運動の両方で高度な技術を求められる。背中の肩甲間部はその両方の影響を受けていて、緊張や負荷の高いプログラムによって傷めやすい。本例では痛みのある部位の筋肉の緊張点をたよりに的確にツボを選び施術することができた。

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