背部から痛みが広がり、左手がしびれる
症状
3週間前、起きたら両肩が痛かった。「寝違え」だと思っていたが痛みが治らず、3日後に整形外科でブロック注射をしてもらう。一時的に痛みは引いたが、その後から左腕に痛みが広がる。1週間後、再び整形外科を受診して鎮痛剤「ボルタレン」を処方される。しかし、あまりにも痛く、就寝中にも目が覚めるようになる。左手に力が入りづらく、しびれも出始め来院に至った。
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来院者
女性
50 代
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期間
2019年2月 ~ 2019年3月
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頻度
週2~3回
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通院回数
7回
施術と経過
左肩から左腕の痛みは常時あり、とくに朝起きた時とパソコン作業で悪化することが問診で分かった。詳しく探ると、肩甲骨内縁を起点に痛みが放散していおり、臀部のツボを使ったところ痛みが大幅に改善された。続けて左手は尺側ラインがしびれていることから、対応する背部のツボを使った。
2回目、痛みで目を覚ますことはなくなった。左腕は「ズンズン」と痛み、ひきつれる。肩甲骨内縁に圧痛を確認、ここが左手の症状を引き起こしていると考え、足のツボを追加したところ更に痛みが改善された。
3回目、「日に日に良くなっている感じがする」と感想を得る。
4回目、痛む時間が少なくなり、仕事に支障を感じなくなる。
7回目時点で、痛みとしびれが消失した。
使用したツボ
まとめ
肩と背部の強い筋緊張が神経を圧迫していたと考えられる。筋緊張を起こさせた主原因は離れた場所であった。今回のケースは臀部や足の疲労が、肩や背部にしわ寄せして症状を引き起こしていた。