NEWみぞおちの緊張とお腹の張りを伴う過敏性腸症候群
症状
20代の学生が、1ヶ月半前から続くみぞおちの緊張とお腹の張り、ガスが溜まる感覚を訴えて来院した。特に朝とアルバイトの時間帯に腹痛が強く現れ、授業に集中できない状態であった。医療機関では過敏性腸症候群の疑いと診断され、整腸剤が処方されていたが、症状の改善は見られなかった。腹部の症状に加えて胃の不快感も伴っており、日常生活に大きな支障をきたしていた。初診時の触診では、鳩尾や腹部全体に強い張りと緊張が認められた。
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来院者
女性
20 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年6月
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頻度
週2~3回
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通院回数
8回
施術と経過
初回の施術では、手足のツボを用いて腹部の緊張を緩和する治療を行った。施術後、お腹の張りが軽減し、気持ち的にも楽になったとの反応が得られた。2回目以降は、初回と同様の施術に加えて背中の緊張を緩め、呼吸を安定させるアプローチを取り入れた。施術を重ねるごとに、お腹の張りが減少し、胃の不快感も消失していった。施術期間中、アルバイトが忙しくなったり予定が詰まると不調を感じることがあったため、生活を見直してゆっくりする時間を取るよう指導した。8回ほどの施術でほとんど症状が気にならなくなり、現在も月に1~2回ほど腹部の緊張を緩和するために通院を継続している。
使用したツボ
まとめ
過敏性腸症候群の疑いと診断された10代学生に対し、手足のツボを用いた腹部の緊張緩和と、背中への施術による呼吸の安定化を組み合わせた治療を行った。8回の施術で主訴であった腹部の張りや胃の不快感はほぼ消失し、授業への集中力も回復した。ストレスや多忙な生活が症状の再燃要因となることが確認されたため、生活習慣の見直しを指導し、現在は予防的な観点から月1~2回の通院を継続している。本症例は、消化器症状に対する鍼灸治療の有効性と、生活指導を含めた包括的なアプローチの重要性を示すものである。




















