NEW右膝裏がズーンと重たく痛む変形性膝関節症
症状
70代女性。3月から外を歩くようになってから右膝の痛みを訴えて来院した。特に膝裏側にズーンと重たい痛みを感じており、動作時に痛みが増強し、静止時にも重だるさが持続していた。朝の起き上がりや夜中のトイレへ向かう際の初動時に痛みを強く感じ、仰向けで膝を曲げることもできず、日課であったストレッチが行えない状態であった。歩行は可能であるものの、動き始めに痛みへの恐怖感が先行していた。2ヶ月前に整形外科を受診し、変形性膝関節症の疑いと診断され、痛み止めの内服薬と月1回の注射による治療を受けていた。また、膝痛に関連して腰痛も併発していた。初診時の触診では、膝裏の緊張が強く、特に右膝に顕著な圧痛を認めた。仰向けでの膝関節屈曲時に右膝のみ痛みが出現した。
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来院者
女性
70 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年5月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初回施術では、膝痛に関連する腰部と臀部のツボに鍼をした。施術直後、仰向けでの膝関節屈曲時の痛みは消失し、立位での膝関節屈曲時の痛みも消失した。2回目の施術時には、膝裏の緊張感は残存していたものの、動作に伴う痛みは認められなかった。患者さん自身に膝裏を触れてもらいながら、初回と同様の方針で腰部と臀部のツボに鍼をしたところ、気になっていた膝裏の緊張も解消された。2回の施術で症状は大幅に改善し、施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
変形性膝関節症の疑いと診断された70代女性の右膝痛に対し、膝関節周辺の筋緊張に着目した施術を行った。腰部と臀部のツボへの鍼施術により、膝関節屈曲時の痛みや膝裏の緊張が解消され、2回の施術で症状は大幅に改善した。変形性膝関節症であっても、膝関節周辺の筋緊張を緩和することで、痛みや動作制限の改善が期待できることが示唆された。本症例では、膝関節そのものではなく、関連する腰部や臀部の筋緊張を解くアプローチが有効であった。初動時の痛みへの恐怖感も軽減し、日常生活動作の改善に寄与した。
担当スタッフ
洲崎 和広












