膝痛
いつから鍼灸を受ければいいの?
痛みが強くなってからでは、治るまでに時間もかかり通院回数も増えてしまいます。痛みが軽いうちにご相談下さい。「これくらいの痛みで相談してもいいのだろうか?」と悩む必要はありません。どんなに小さな違和感でもお受けしております。
また、整形外科に通院されていても鍼灸を併用することができます。
治療のペースは?
必要となる通院ペースは症状によって大きく変わります。そのため、必要な通院ペースは個々にお伝えをしています。比較的程度が重い症状の場合、週に2〜3回をおすすめしています。1回で治るとは限りません。3〜5回程度の施術を受ける心構えで来院されることをおすすめします。
痛みが取れたあとは?
痛みが改善したあと、「また痛くなったらどうしよう?」という方は、メンテナンスとして通院することもできます。症状がなくても、動きや筋肉の状態を確認しながらバランスを整えることができます。再発が心配な方はお気軽にご相談ください。
膝痛の種類は?
膝痛として扱われる代表的な疾患として、以下のようなものがあります。
・変形性膝関節症(膝OA)
・半月板損傷
・膝十字靭帯損傷
・オスグッド病
・O脚/X脚(内反膝/外反膝)
膝痛の原因は?
膝痛の原因の多くは、膝以外にあります。股関節・足首は特に膝の動きに関係が深いため、これらに問題があると膝への負担が強くなります。
例えば、股関節の動きに問題がある場合はすぐ下の膝関節でかばうことがあります。しかし、股関節はひねれても、膝関節はひねれない構造なので、膝に無理を強いることになります。
どんな施術をするの?
膝の動きが改善するように膝関節に関わる筋肉の働きを調整するツボを用います。すると、膝の負担が軽くなり痛みが軽減します。ツボは、股関節周りや足首周り、ときに上半身にあります。膝周囲のツボを使うとは限りません。
手術が必要と言われた…
手術を回避できない症状もありますが、鍼灸を行うことで回避できる場合もあります。鍼灸にはリスクがありませんから、試してから手術の必要性を改めて考えてみてはいかがでしょうか。
自分でできることは?
膝痛の原因によって異なるため、一概に良いと言える方法はありません。場合によっては逆効果になることがあります。必ず相談してから取り組んでください。 少なくとも痛みが出ているときに無理をすることは避けたほうがよいです。
筋力がないと膝痛になるの?
「筋力が足りないと膝が痛くなる」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。一般にそういった指導もされることが多いです。しかし、いくら筋力を鍛えても治らない膝痛はあります。かえって悪化する膝痛もあるくらいです。基本的に普段の生活ができるくらいの筋力があれば、十分。膝痛は筋力不足以外の原因であることが圧倒的に多いです。 また「体重が重すぎて膝痛になる」ということもしばしば言われていますが、体重の重さだけでは膝は壊れません。それ以外にさらなる原因が重なることで膝痛になりうります。当院では、その重なった原因を探しだして鍼をしていきます。
提供:養気院