NEW月経痛とPMSによる腹痛に対する施術例
症状
中学1年生から続く慢性的な腹痛と月経痛で来院。高校2年生から症状が悪化し、痛みで学校を早退・欠席する日が増えていた。
病院では過敏性腸症候群(IBS)と診断され、複数の薬を服用中。生理を止める薬からピルへの変更も行われていた。
下痢は毎日あり、冷えや立ちくらみも併発。痛みは普段でNRS 3〜4、悪化時にはNRS 9〜10まで強くなり、半日から1日寝込むほどであった。
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来院者
女性
10 代
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期間
2024年12月 ~ 2025年4月
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頻度
月3回程度
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通院回数
10回
施術と経過
初回評価では、左肩こりと左下腹部の張りを確認。お腹に直接刺鍼するのではなく、足部・腹部周囲のツボを中心に施術した。
初回施術では、上巨虚・三陰交・元瑠・合谷・百会に施術。
2回目(1週間後)来院時、「腹痛が少なく、次の日は学校を早退しなかった」「食欲も増している」との報告。引き続き三陰交・曲池・百会・陰陵泉に施術。
3回目には痛みが9/10から7/10に軽減。学校にも通えるようになっていた。
4回目以降、月3回程度の通院ペースで継続。下巨虚・上巨虚・三陰交を中心に施術し、徐々に痛みの頻度・強度ともに改善。
9回目(約3ヶ月後)には「1ヶ月しても大丈夫だった」「特に気にならない」との報告。NRS 10→1〜2まで大幅改善。
10回目(約4ヶ月後)良好な状態を維持。今後は2ヶ月ごとのメンテナンス施術へ移行する方針とした。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
月経痛やPMS、過敏性腸症候群による腹痛は、自律神経の乱れと深く関係していることが多い。
本症例では、お腹に直接刺鍼するのではなく、足部のツボや百会・合谷を中心に施術することで、10回の施術で日常生活に支障のないレベルまで改善がみられた。学校に通えなかった状態から、1ヶ月以上痛みが気にならない状態へと変化している。
思春期の女性に多い腹痛・月経痛も、全身のバランスを整えることで改善が期待できる。
※効果には個人差があります。
担当スタッフ
古瀬 凌

















