症状

5年前からムズムズ脚症候群のような就寝時に大腿部全体に虫が這うようなチクチクとする違和感に悩まされている。寝るための準備をして布団に入る15分ー30分前になると症状が出てくることが多く数十分続き、その後3・4時間で再び感じることが多く眠れない日もある。自分の中では1歳の子供を産んでからの方が頻繁に症状が発症し、最近ひどくなってきた感覚がある。
子供を抱く時間が多く疲労感を感じているときは特に症状が現れやすい。1週間に1回ほどだったものが最近は１日おきに起きることが多く、当院に相談いただいた。

施術と経過

骨盤周りを中心にチェックしていくと左の股関節の前側、左足関節に強い緊張がみられた。動きを確認すると左股関節屈曲制限・左足首底背屈制限がみられた。そこでこの動きの改善を考え施術を行った。
関連する足指のツボに鍼をしたところ冷えていた脚が温まった。続いて足首・股関節の動きに関連する臀部のツボに鍼をした。
動きのチェックすると股関節・足関節共に動きが整った。

1カ月後に来院され、『左脚の方がなくなり、最近は右脚の方に出てきた』とのこと。
同様の所見だったため同じ施術方針で行った。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 中腰 L
• 臀中根 L

まとめ

大腿部症状であったが関連する股関節・足首の動きの悪さに目を向けました。特に産後生活では手前作業が多くなるため股関節前側に強い緊張を作ってしまいます。この部は足指と関連することを考え施術にあたりました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院