逆流性食道炎 疲れやすく体調が優れない
症状
3か月前に鳩尾、背中、肩周りが異常に痛み、喉の違和感があったことから病院受診すると『逆流性食道炎』の診断を受け、胃酸を抑える薬・胃の運動を良くする薬を処方されたがなかなか良くならず悩んでいた。
胸部には焼ける感じ強く現れ、食後には鳩尾に痛みを伴う。もちろん、体調の変化はあるがきまって朝調子よくても夜に体調が悪くなることが続いている。そのせいか疲れやすく、体調もなかなか優れない日々を過ごしていた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2022年8月 ~ 2022年9月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
腹部の緊張・背部の緊張を探り当てその部を解すようにツボを選んだ。
腹部では鳩尾・お臍周辺に背部では肩甲骨間に強い緊張がみられたため対応するツボに鍼をした。これらが緩むとはっきりと手足が温まるのが共有できた。加えて、肩甲骨ー季肋部の関連から臀部のツボを加えることで腹部が緩くなったのを確認した。
2回目、『昨日まで状態良く今までより動けたことに驚いた。』とのこと。前回と同様の施術方針のもと行った。
3回目、『前回の施術後から食後のしんどさもない。夜の症状も治まっている。今までお風呂上りに汗をかくことがなかったが汗をかくようになった』とのこと。自分でも運動機会の確保に励み、多飲していたコーヒーも朝だけにするなど生活面の改善に取り組んだ。
4回目、『逆流性食道炎と診断を受けたときの胸背部にあった症状もない。強いて言えば背中の凝りが気になる』とのこと。
問診を進めていくと運動のとき万歳がしづらいことがわかった。そこで背部の緊張に注目し手足のツボに鍼をすると解消された。
5回目大きな変わりはなく安定的に過ごすことが出来ていることから施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
腹部・背部にみられた特異的な緊張を見抜き施術に結び付けました。
仕事ではデスクワークが主、家では育児に追われることで腹部・背部が緊張しやすい状況にありました。この部分の解消こそが本件における重要項目であります。
担当スタッフ
洲崎 和広