NEW立っていると突然襲う強い眠気
症状
主訴は、立っている際に突然訪れる強い眠気である。1年前より、立ち仕事中や電車移動中に突然眠気が強くなる状態が続いている。夜は問題なく眠れており、朝の寝起きや夜間の眠気はそれほど強くないが、日中に眠気が集中して強く出るという特徴がある。仕事中に眠気が突然襲ってきて立っていることが辛くなったり、電車で座った際には眠りすぎて下車予定の駅を過ごしてしまうことも多いという。医療機関では検査を受けたが、異常は指摘されなかったとのことである。同時期に、肩こりや腰痛、背中全体の張りも訴えていた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年8月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時には呼吸が浅く、触診にて首と胸部の筋肉に緊張が見られた。お腹にも緊張があり、腰の動きでは側屈時に痛みが誘発された。施術では、首や胸の緊張に対して前腕のツボを、お腹の緊張に対して膝のツボを使用した。また、背中の張りが呼吸や姿勢、睡眠に影響していると考え、腰のツボも使用した。初回施術後は首や胸の緊張が緩和し、体が軽くなる感覚とともに腰の側屈時の痛みが軽減し、呼吸が広がる感覚もみられた。その後も同様の方針で経過を見ながら施術を継続し、首・肩・胸の緊張が徐々に低下するとともに、日中の眠気の出現や強さにも低下がみられた。11回の施術を経て大きな変化がみられ、現在はメンテナンスとして通院を続けており、日中に強い眠気を感じることはなくなったとのことである。
使用したツボ
まとめ
日中に突然強い眠気が生じる症状の背景には、首・胸・腹部の緊張や浅い呼吸、腰の動きの制限など、身体全体の緊張状態が関わっていた可能性が考えられる。首や胸の緊張、呼吸の浅さに着目し、継続的に身体の反応を確認しながら施術を行ったことで、緊張の緩和とともに日中の眠気にも変化がみられた点は、臨床的な気づきとして参考になる。症状が複数回の施術を経て徐々に変化した経過から、身体全体の緊張と眠気との関連を考慮しながら経過を観察していく視点が有用であったと考えられる。今後も状態を維持するため、継続的な確認が望ましいと考えられる。


















