NEW頚部後屈と物をつかむ動作で左上肢に痛みと痺れ
医師による診断:加齢
症状
60代女性。今年3月に重い石板を運んだ後、頚部から左上肢にかけて痛みが出現した。5月中旬まで痛みが続いた後、いったん軽減したが、6月中旬から再び痛みと痺れを感じるようになった。頚椎を後屈すると左肩甲間部に痛みが生じ、日常的に左上肢橈側の痛みと痺れを訴えていた。特に物をつかんだり持ち上げたりすると痛みが強くなり、仕事でのキーボード操作、家庭での食器洗い、車の運転でハンドルを握る際に痛みが出現していた。医療機関を受診したが異常なしと診断され、湿布を処方されたのみであった。
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来院者
女性
65 歳
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期間
2026年7月 ~ 2026年8月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診時、座位で天井を見上げてもらうと左肩から肩甲骨にかけて痛みが出現し、左肩から左上肢橈側にかけて痛みと痺れを確認した。背部と手関節のツボに鍼をした。初回施術後、頚部の後屈時痛は寛解し、上肢の痛みと痺れもかなり改善した。2回目以降も同様の方針で、残存する痛みの寛解を目的に施術を継続した。施術を重ねるごとに痛みの範囲が限局されていった。2回目の施術前には左肘近くの上腕部が食器を洗う際に痛む程度となり、3回目の施術前には左手のこわばりと車の運転時の左上腕の痛みのみとなった。4回目の施術前には完全ではないがほぼ痛みと痺れが消失したため、施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
重量物の運搬後に生じた頚部から上肢にかけての痛みと痺れに対し、背部と手関節のツボへの施術が有用であった。初回施術で頚部後屈時痛が寛解し、上肢症状も大きく改善したことから、早期の施術介入が症状軽減に寄与したと考えられる。その後の施術で痛みの範囲が徐々に限局され、4回の施術でほぼ症状が消失した。日常生活動作に支障をきたす症状であったが、段階的な改善がみられ、仕事や家事への影響も軽減したと報告があった。
担当スタッフ
院長 丹羽裕樹


















