NEW右顔面の麻痺と回転性めまいを伴うラムゼイハント症候群
症状
右顔面の麻痺を主訴に来院した。3週間前に右耳の痛みが出現し、2日後に激しい回転性のめまいが生じた。その2日後から顔面に麻痺が現れた。医療機関を受診し、ラムゼイハント症候群の疑いと診断され、柳原法による評価では16点であった。ステロイド等の投薬治療を受けていた。右目は完全に閉じることができず、右眉毛の動きも認められなかった。右口角の動きもなく、日常生活全般に支障をきたしていた。回転性のめまいも継続しており、頭痛や首肩のこりも訴えていた。
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来院者
30 代
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期間
2026年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
10回
施術と経過
初診時、右目は閉じることができず、右眉毛の動きも認められなかった。右口角の動きもない状態であった。首肩部には顕著な反応が確認された。手と足、肩甲間部のツボに鍼をした。初回施術後、口角と眉毛の動きに僅かな変化が現れた。2回目以降も同様に反応を確認しながら施術を継続した。施術を重ねるごとに、顔面の動きは段階的に改善していった。9回目の施術で大きな変化が認められ、柳原法で40点満点であった。計10回の施術を行った。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
ラムゼイハント症候群の疑いによる顔面神経麻痺に対し、手足と肩甲間部のツボへの施術を行った。初回から口角と眉毛の動きに変化が現れ、施術を重ねることで段階的な改善がみられた。首肩部の反応を確認しながら施術を進めたことが、顔面の動きの回復に寄与した可能性が考えられる。医療機関での投薬治療と並行して施術を行うことで、顔面神経麻痺の改善を支援できた症例である。今後も経過観察を継続し、機能の維持・向上を図ることが重要と考えられる。







