NEW転倒後の手首痛と肩甲骨周りの張り
症状
60代女性。介護ヘルパーとして勤務し、趣味でバレーボールを行っている。2週間前、雨天時に電動自転車で走行中、路上の金属製レールでスリップして転倒した。転倒時に手首をひねり、手の甲を強打した。当初は青あざがあったが現在は消失している。約2日後から手首痛が出現し、現在も持続している。病院は未受診で、自己判断では捻挫様と認識しており、骨折の可能性は低いと考えている。物を強く握る動作、フライパンのような重い物を持つ動作、雑巾を絞る動作で、手首中央付近(親指側・小指側)に痛みが生じ、力が入らない。日常生活、仕事、趣味に直接的な影響があり、転倒から10日以上経過しても痛みが残存し、自然治癒のみでは回復が遅いと感じていた。同時期に、転倒時に手をついた衝撃で、背中、特に右肩甲骨周りに強い張りと違和感、腕全体の動きの硬さもみられた。
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来院者
女性
60 代
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期間
2026年6月 ~ 2026年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
5回
施術と経過
初診時、手の症状だけでなく、転倒時の状況を詳しくヒアリングし、他の筋肉も運動連鎖で回復を妨げている可能性を推察した。肩甲骨まわりのツボに鍼をした。初回施術後、症状が4割軽減し、握る動作などの症状が減少したことを喜ばれた。2回目以降は、症状が複合しており、主訴の順位が変わったため、それに関係する筋肉のツボを推察して施術を行った。施術を重ねるごとに、日常生活に支障がなくなっていった。4、5回の施術で、大きな変化がみられた。
使用したツボ
まとめ
本症例では、手首の痛みに対して、局所だけでなく、転倒時の衝撃が及んだ肩甲骨周りの筋肉の状態を確認し、施術を行った。運動連鎖を考慮した施術により、手首の症状が軽減し、日常生活への支障が改善された。転倒による外傷では、受傷時の状況を詳しく聞き取り、複数の部位に影響が及んでいる可能性を考慮することが重要である。症状の変化に応じて施術方針を調整することで、より効果的な回復が期待できる。










