NEW摩擦で強まる下着があたる違和感への対応
症状
主訴は膣の乾燥である。1年前に更年期に伴う薬の服用を中止してから、乾燥が気になるようになったという。しゃがむ動作の際に下着があたって痛みが生じ、特に草むしりなど前かがみの姿勢をとる場面で症状が強くなる。摩擦が加わると痛みが増す傾向があり、市販のクリームを取り寄せて使用しているが、痛みが持続していたという。健康診断では年齢的に薬の再開は勧められないと伝えられており、相談しにくい部位であることから医療機関の受診はしていないとのことであった。同時期に慢性的な肩こりも訴えていた。
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来院者
女性
60 代
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期間
2026年3月 ~ 2026年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
8回
施術と経過
初診時は、症状の部位が直接触診・望診しにくいことから、関連する腰部や腹部の緊張・冷えの有無を確認した。婦人科系に関連する臀部のツボと足のツボに鍼をした。初回施術後の変化については本人からの申告がなく、明確な変化は確認できなかった。その後、同じ方針で施術を継続し、合計8回の施術を行った。2回目以降、症状は徐々に軽くなり、6回目の施術前には症状がないとの申告があった。症状が戻ってしまわないかという不安があったため、その後2回の施術を追加し、経過を確認したうえで一旦様子をみることとなった。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は見られなかった。なお、3ヶ月後に別の症状で来院した際に確認したところ、再燃はしていないとの報告を受けている。
使用したツボ
症状スコア
機能スコア
まとめ
婦人科系の症状は本人が相談しにくいと感じやすく、直接的な触診が難しい部位であることから、腰部や腹部など関連する部位の状態を確認しながら施術方針を検討したことが有用であったと考えられる。婦人科系に関連する臀部と足のツボへの継続的な施術により、徐々に症状の軽減がみられ、6回目の施術前には症状の消失が申告された。症状が軽くなった後も再発への不安があったため、経過観察を兼ねてさらに2回施術を行い、3ヶ月後の来院時にも再燃がないことが確認された点は、症例の経過を評価するうえで参考になると考えられる。















