NEW静かな環境で強まる右耳の高い音の耳鳴り
症状
40代女性が2ヶ月前から右耳の高い音の耳鳴りを自覚するようになった。静かな環境、特にテレビを見ている時や就寝時に症状が顕著となり、日常生活において外出時には大きな影響はないものの、自宅でリラックスすることが困難な状態が続いていた。耳鼻科を受診し投薬治療を受けたが改善は見られなかった。初診時の触診では首の緊張が強く、硬縮が認められ、頸部の可動域制限も確認された。慢性的な首肩の凝りも併発していた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2026年3月 ~ 2026年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
7回
施術と経過
初診時、首の動きと触診所見から肩甲骨周囲のツボと、顎の緊張を緩和するための手のツボに施術を行った。施術中に耳鳴りが軽減する感覚があり、首の緊張と可動域の改善を確認した。2回目以降も同様の施術方針を継続し、背骨の反応を確認しながら足首のツボにも鍼をした。施術を重ねるごとに耳鳴りを感じない日が徐々に増加し、自宅でもリラックスできる時間が増えていった。7回の施術で症状は大幅に改善し、施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。
使用したツボ
まとめ
静かな環境下で顕著となる右耳の耳鳴りに対し、頸部の緊張緩和を中心とした施術を行った。耳鼻科での投薬治療では改善が見られなかった症状であったが、首肩周囲の筋緊張に着目し、肩甲骨のツボ、顎を緩めるための手のツボ、さらに背骨の反応に基づいた足首のツボへの施術を組み合わせることで、段階的な改善が得られた。7回の施術により耳鳴りを感じない日が増加し、自宅でのリラックスが可能となった。頸部の筋緊張が耳鳴りの一因となっていた可能性が示唆される症例である。










