NEW脂肪腫除去術後の右肩挙上困難と力の入りにくさ
医師による診断:副神経麻痺
症状
右肩の挙上困難を訴えて来院した。4ヶ月前、首の脂肪腫除去術に右首の回旋ができない状態になった。その状態のまま左官作業を続けていたところ、首は動くようになったが、右肩が上がらなくなってきたという。医療機関では副神経麻痺の疑いと診断されていた。初診時、右肩挙上時の可動域制限と挙上時に力が入りにくい状態を確認した。右頚部から鎖骨部にかけて圧痛を認め、動作時に症状を自覚していた。左官作業に支障をきたしており、特に起床時の右首から肩背部にかけての痛みが日常生活の質を低下させていた。
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来院者
男性
40 代
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期間
2026年4月 ~ 2026年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
6回
施術と経過
初回は手足と背部のツボに鍼をし、施術後に可動域がやや拡大したため継続治療とした。2回目以降は重さや突っ張りを感じる部分が右背部から右頚部前面で微妙に変化していたため、首から肩背部の緊張を確認し、その都度硬さを緩めるツボを選んで施術した。6回の施術で可動域はほぼ改善し、力を入れた作業もかなりやりやすくなった。起床時の痛みはほぼ消失している。
使用したツボ
まとめ
副神経麻痺の疑いによる右肩挙上困難に対して、手足と背部のツボへの鍼施術を6回行った。首から肩背部の緊張を段階的に緩めることで、可動域と筋力が改善した。症状の変化に応じてツボを選択する対応が職業復帰に効果的であった。術後の神経障害に伴う運動機能低下に対しても、鍼施術が有用である可能性が示唆された。













