NEW食後に強まるお腹の張りと便秘、20年続く不妊治療の副作用
症状
50代女性。20年前に不妊治療でホルモン剤を使用した際、OHSS重症型(卵巣過剰刺激症候群)の疑いと診断され、その副作用が現在も続いている。主訴はお腹全体の張りと便秘である。特に食事をするとお腹が張ってくる症状があり、食事内容に常に気を配らなければならない状態であった。また、身体のことが心配で夜眠れず、眠っても眠りが浅いという睡眠障害も伴っていた。さらに、腰が常に重いという症状も認められた。産婦人科では副作用と診断されており、日常生活において食事や睡眠に大きな支障をきたしていた。
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来院者
女性
50 代
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期間
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頻度
月3回程度
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通院回数
3回
施術と経過
初診時、お腹全体を確認したところ、特徴的な硬さが認められた。この緊張を緩和する目的で、関連する手と足のツボに施術を行った。初回施術後、自覚的な改善は感じられなかったものの、お腹の特徴的な硬さは小さくなっていたため、経過観察とした。2回目以降も同様の方針で手と足のツボに施術を継続した。2回目の施術後、胃の調子が良いと感じ、我慢していた油で揚げたお菓子を食べたところ症状が再燃したが、3回目の施術後にすぐに改善し、その後は症状の再燃は起こっていない。計3回の施術で症状は大幅に改善した。
使用したツボ
まとめ
本症例は、20年前のホルモン剤使用による副作用が長期間持続していたケースである。お腹の特徴的な硬さに着目し、関連する手と足のツボへの施術を行うことで、お腹の張りや便秘といった症状の改善が得られた。施術期間中に一時的な症状の再燃が見られたものの、継続的な施術により速やかに回復した。3回の施術で症状は大幅に改善し、睡眠の質も向上したと考えられる。長期間続いていた副作用に対しても、適切なツボへのアプローチにより改善の可能性が示された症例である。


















