NEW親知らず抜歯後の左顎の痛みと開口障害
症状
50代女性。1か月前に左奥歯の親知らずを抜歯してから、左顎に痛みが出現した。安静時には痛みはないが、噛むと痛みが生じる状態であった。口を開けにくく、食事のたびに痛みを感じるため、食事が美味しく感じられないという訴えがあった。抜歯を行った歯科医院では、よくあることなので症状が落ち着くまでしばらく時間がかかると説明され、経過観察となっていた。また、左の首から肩にかけて凝りやすいという症状も併せて持っていた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2026年2月 ~ 2026年2月
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頻度
週2~3回
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通院回数
3回
施術と経過
初診時、口を開けてもらうと指1本入るか入らないかの開き具合であった。耳の後ろを確認したが、関節が狭い感じはなく、頬の緊張が強い印象を受けた。顎を開きやすくするため手のツボに鍼をし、頬の硬い筋肉の過度な緊張に対しては肩のツボを使用した。初回施術後、口が開きやすくなり指3本分開くようになった。また、顎を開いた時にしていたクリック音も小さくなった。2回目以降も同様の施術を行い、施術を重ねるごとに顎の可動域が広がった。疲労感はあるものの、痛みが劇的に減少し、クリック音もならなくなった。2回の施術で大幅な改善が見られ、施術期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はなかった。
使用したツボ
まとめ
親知らず抜歯後の顎の痛みと開口障害に対して、手のツボと肩のツボを用いた施術を行った。初回施術で開口域が指1本分から指3本分に改善し、クリック音も軽減した。2回の施術で痛みが劇的に減少し、クリック音も消失した。抜歯後の顎関節周囲の筋緊張に対して、遠隔部位のツボを用いることで、局所の過緊張を緩和し、顎関節の機能改善につながったと考えられる。施術期間中に症状の再燃はなく、良好な経過をたどった。





















