NEWダンスで痛む腰、屈む・捻る動作で支障が出る小学生の腰痛
症状
10代の女児が3か月前から続く腰痛を主訴に来院した。ダンスを習っており、その負荷が原因と考えられる。痛みは仙腸関節を中心に腰部まで広範囲に及び、特に動作時痛が強く、ダンスの動きで顕著に出現する。日常生活では屈む動作や捻る動作で支障をきたし、靴下を履くような動きでも痛みが生じるため、ダンスを思うように踊れない状態であった。2か月前に整形外科を受診し、レントゲン検査およびMRI検査を受けたが、いずれも異常所見は認められず原因は特定されなかった。症状に関連する他の体調的な違和感は認められなかった。
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来院者
女性
10 代
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期間
2025年10月 ~ 2025年10月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では腰部全体に強い緊張が認められた。動作確認では屈む動きや反りながら捻る動き(ダンスの動き)で痛みが誘発された。仙腸関節周囲の緊張が特に強かったため、関連する臀部のツボに鍼をした。施術後、屈みやすくなったが上部腰椎に痛みが残存したため、膝裏のツボを使用して対応した。さらに仕上げとして肘のツボを使用したところ、すべての動きに対応できるようになった。初回施術後、症例者は動きやすくなったことを喜んでいた。その後、家族からの報告によると、整形外科でのリハビリ通院を予定していたが、担当医から現在の状態ではリハビリの必要がないと判断されたとのことであった。
使用したツボ
まとめ
本症例は、ダンスによる負荷が原因と考えられる腰痛に対して、仙腸関節周囲の緊張に着目した施術を行った。臀部、膝裏、肘のツボを段階的に使用することで、屈曲動作や回旋動作時の痛みが改善し、初回施術で良好な結果が得られた。画像検査で異常が認められなかった機能的な腰痛に対して、筋緊張の緩和を目的とした鍼施術が有効であったと考えられる。整形外科医からもリハビリ不要と判断されるほどの改善が得られ、ダンス活動への復帰が可能となった症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広






