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症例の鍼灸院:すのさき鍼灸整骨院

NEW階段昇降時に起こる膝の荷重痛

   

NEW階段昇降時に起こる膝の荷重痛

症状

鍼灸の症例「階段昇降時に起こる膝の荷重痛」(東室蘭駅)

左膝の中央から外縁にかけて、荷重時にズキッとする痛みを3・4か月前から自覚している。整形外科を受診するも異常なしとの診断であった。サッカーをしており、特に階段昇降時や走行時の荷重で痛みが出現し、競技パフォーマンスの低下を引き起こしていた。関節の可動時には痛みはなく、荷重時のみに限局した痛みがみられた。

  • 来院者

    女性

    20 代

  • 期間

    2025年9月 ~ 2025年9月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

初診時の所見では、膝関節の可動域に制限はみられなかったが、足関節の背屈制限と股関節の伸展制限が顕著であった。これらの機能障害に着目し、臀部と足指のツボに鍼をした。足関節の可動性が改善すると痛みは大幅に軽減し、さらに膝裏のツボへの鍼により症状は消失した。施術後は荷重時の痛みもなくなり、その後の症状の再発報告はない。

使用したツボ

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まとめ

荷重時の膝痛に対して、足関節や股関節の機能障害に着目した施術アプローチが有効であった。局所の痛みに対して、関連する関節の機能改善を図ることで即時的な効果が得られた症例である。膝関節自体には器質的な問題がなかったことから、運動連鎖の破綻による機能的な痛みであったと考えられる。このような症例では、痛みのある部位だけでなく、関連する関節の機能評価と治療が重要である。

担当スタッフ

洲崎 和広

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