NEW首の凝りと熱感が引き起こすめまいの症状
症状

首から上が熱くなる感覚とともに、不意にめまいを感じることがあり、気持ち悪さを伴うことがあった。症状が現れるとデスクワーク中の集中力が低下し、日常生活にも不安を感じるようになった。病院で検査を受けたが特に異常は見つからなかった。加えて、首の凝りを頻繁に感じるようになり、首の伸展時には痛みと動きの制限が確認された。また、首元に熱感があることも特徴的であった。
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来院者
男性
30 代
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期間
2024年8月 ~ 2024年10月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時、首の緊張を緩和し、首から上の熱感を軽減するために足のツボに鍼をした。また、脊柱の反応を確認しながら手のツボにも施術を行った。初回施術後、首の動きが楽になり、痛みが消失したことを確認した。継続的な施術が必要と判断し、2回目以降は熱感を抑えるために仙骨のツボにも施術を追加した。施術を重ねるごとにのぼせやめまいの頻度が減少し、12回の施術を経て大幅な改善が見られた。施術期間中に目の疲れを感じた際に症状が再燃したが、目に対する施術を行うことで症状は改善した。
使用したツボ
まとめ
首から上の熱感やめまい、気持ち悪さは、首の凝りや緊張が関与している可能性が高いと考えられた。足や手、仙骨のツボへの施術を通じて、首の緊張を緩和し、熱感を軽減することができた。また、症状の再燃時には目に対する施術を行うことで速やかに対応できた。12回の施術を通じて症状は大幅に改善し、日常生活への不安も軽減された。本症例は、首の凝りや緊張が原因で発生する全身症状に対して、適切なツボへの施術が有効であることを示している。