NEW左回旋制限と頭痛を伴う寝違えの症状
症状

首の痛みと寝違えによる不快感が主訴である。症状は3日前にテレビ番組で紹介されていた首のストレッチ体操を真似て行った際に発生した。左首を中心に突っ張るような痛みがあり、左の後ろを向く動作が困難であった。静止時には首が重たく筋張った感覚が強く、動作時には左回旋が制限され、右に首を倒すと左首が突っ張り痛みが生じた。さらに、頭が重たくぼーっとする感覚やこめかみ部分の頭痛も併発していた。日常生活では首の痛みが影響し、集中力の低下や不快感が続いていた。医療機関は受診せず、以前の来院歴があることから訪れた。
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来院者
女性
70 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年6月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では左頸部の緊張が強く、左回旋制限と右側屈時に左頸部の突っ張りが確認された。施術では関連する腰部や手足のツボに鍼を行ったところ、症状が約6割軽減した。初回施術後には首の痛みが少し軽減し、動作時の痛みも半減した。4日後に2回目の施術を実施。初回と同様の方針で腰部や手足のツボに鍼を行った結果、首の動きが改善され、頭痛も消失した。最終的に症状が大幅に軽減したことから施術を終了した。
使用したツボ
まとめ
首のストレッチ体操が原因で発生した寝違えによる痛みと頭痛に対して、腰部や手足のツボへの鍼が有効であった。初回施術で症状が半減し、2回目の施術で完全に改善したことから、適切なツボへのアプローチが症状の軽減に寄与したと考えられる。本症例では、首の痛みだけでなく頭痛も併発していたため、全身のバランスを整える施術が重要であった。今後も同様の症状に対しては、原因となる動作や姿勢を考慮しつつ、関連する部位への施術を行うことで早期改善が期待できる。
担当スタッフ
洲崎 和広