症状

右耳の奥に詰まっているような違和感があり、前日のお昼頃から急に始まった。症状は常に続いており、人の声が聞こえづらい状況であった。これまで医療機関での診断や治療は受けておらず、耳のつまりに伴う他の体調的な違和感として、疲労感が強く感じられる状態であった。日常生活においては、コミュニケーションが困難になるなどの影響が見られた。

施術と経過

初診時の触診では、耳の裏に緊張が見られ、胸椎や肩甲骨にも反応が確認された。これらの所見を基に、耳の裏、胸椎、肩甲骨周辺のツボに施術を行った。初回施術後、右耳の詰まり感は解消され、症状は改善した。その後も症状の再発はなく、日常生活を問題なく送ることができているとの報告があった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 養老 R
• 合谷 R
• 肩参 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

右耳の詰まり感は、耳周辺の緊張や胸椎、肩甲骨の反応が関連している可能性があったため、これらの部位に施術を行った。初回の施術で症状が解消され、その後も再発がないことから、適切なツボへのアプローチが有効であったと考えられる。耳の違和感に加えて疲労感が強い状態であったため、全身の状態を考慮した施術が症状改善に寄与したと推測される。今後も同様の症状が現れた場合には、耳周辺だけでなく関連する部位への施術を行うことで、早期改善が期待できる。

症例を投稿した鍼灸院：鍼灸院ひなた　清澄白河