NEW段ボール運びで生じた急性腰痛
症状
主訴は腰痛である。前日、普段は行わない段ボールを運ぶ作業を行い、夕方から痛みが生じ、翌朝には激痛のため仕事を休むに至った。痛みは主に左腰にずきっとした感覚があり、少しでも動くと痛みが生じる状態であった。起き上がり、歩行、寝返り、着替えなど、日常生活のあらゆる動作に影響が出ており、まともに生活が送れない状態であった。医療機関への受診歴はなく、今回の症状と関係するか分からない他の症状や違和感も特にないとのことであった。
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来院者
女性
50 代
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期間
2026年6月 ~ 2026年6月
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頻度
ほぼ毎日
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通院回数
2回
施術と経過
初診時、すべての動きで痛みが生じる中、特に前後屈や左回旋で痛みが強く出ることを確認した。横になると起き上がりが困難であったため、まず座位で鍼を行い、その後少し動けるようになった段階で仰向けなどの姿勢でも施術を行った。鍼は手や下肢、足の甲などのツボを用いて調整した。初回施術後、痛みのレベルは10から6〜7程度まで軽減し、来院時よりも動けるようになった。翌日の2回目の施術では、前日よりも痛みが軽減し、寝返りなど一部の動作では痛みが出ない状態まで改善していたが、しゃがむ動作にはまだ痛みが残っていたため、足の前側や肩甲骨の外側のツボを用いて調整した。その結果、中腰姿勢が楽になり、しゃがむ動作での問題もなくなった。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
今回のケースでは、普段行わない作業がきっかけとなり急性の強い腰痛が生じたが、痛みで横になれない状態に合わせて座位から仰向けへと施術姿勢を段階的に調整したことが、無理のない施術につながったと考えられる。初回で痛みのレベルに明確な変化がみられ、2回目では残っていた特定の動作時の痛みに焦点を当てて施術部位を調整したことで、日常生活動作における問題が軽減したと報告された。急性腰痛においては、来院時の動作可能な範囲を見極めながら施術姿勢や部位を選択することの重要性がうかがえる症例であった。













