NEW階段の下りで痛む膝の中の違和感
症状
主訴は膝の痛みである。かなり前にランニングで痛めたことがきっかけで生じており、膝の中に痛みと違和感を感じている。長時間歩くと痛みが出るほか、階段の昇り降り、特に下りで強い痛みを訴えている。通勤時に利用する階段の下りとの相性が悪く、日常的に影響を受けていた。医療機関の受診歴は特になし。今回の症状と関係するか分からないが、同時期に足の攣りもみられた。
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来院者
男性
60 代
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期間
2026年2月 ~ 2026年3月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時、膝を踏ん張ると痛みが出るニーベンドテストが陽性であることが確認され、触診では膝窩、臀部、腰背部に筋緊張の強さが確認された。背部、臀部、肩のツボを用いて施術を行った。初回施術後は「少し軽くなった気がする」との反応があり、複数回の施術を継続することとなった。2回目以降も初回と同様の方針で施術を行った結果、施術を重ねるごとに症状は軽快していった。3回目には相性の悪い階段の下りのみで痛みが出る状態となり、4回目には膝が疲れた時の階段の下りのみに限られてきた。5回目には疲れた時の階段の下りでの痛みは残るものの、1時間半の歩行が可能となった。6回目でこの状態が確認され、現在はたまに膝の調子が悪くなった際に都度来院する形となっている。
使用したツボ
まとめ
ランニングをきっかけとした膝の痛みに対し、膝関節局所だけでなく臀部や腰背部、肩の筋緊張にも着目して施術を行った症例である。膝窩や臀部、腰背部の触診所見を踏まえた全身的な施術方針が、階段昇降時の痛みの軽減や歩行可能時間の延長につながった可能性が考えられる。段階的に「痛みが出る場面が限定されていく」という経過がみられた点は、日常生活への影響度を評価するうえで参考になる。現在は不調時に都度対応する形で経過を観察している状態であり、今後も膝への負担がかかる場面での変化を継続的に確認していくことが望ましいと考えられる。












