NEW立ち仕事で悪化する右頸部から背中にかけての痛みと重さ
症状
美容師として働く症例者は、1週間前から右の背中・首・肩に強い痛みと重だるさを感じるようになった。静止時には重たさが主体であるが、動作時には痛みが増強する特徴があった。朝は比較的調子が良いものの、夕方になると症状が悪化し、カット中でも首や背中・肩の怠さから一時中断せざるを得ない状況が増えていた。また、力が入りづらい感覚も伴っていた。初診時の触診では、右胸部の緊張が著明で、正中神経に沿った緊張も認められた。左側屈時には右頸部に痛みが生じ、食いしばりの習慣も確認された。立ち仕事による手指の緊張も強く、胸郭出口症候群の疑いが考えられた。
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来院者
男性
30 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年5月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初回施術では、右頸部の緊張に関連する手指と臀部のツボに鍼をした。施術直後から頸部・肩の痛みが大幅に軽減し、続いて顎の緊張を取り除く施術を行ったところ、頸部・肩・背中に抱えていた痛みが消失した。症例者は施術後、動作時の痛みや静止時の重だるさが解消され、力の入りづらさも改善したことを確認した。1回の施術で症状が完全に消失したため、治療を終了とした。
使用したツボ
まとめ
美容師という職業特性による立ち仕事と手指の過度な使用、さらに食いしばりの習慣が重なり、右胸部から頸部にかけての広範な緊張を引き起こしていたと考えられる。胸郭出口症候群の疑いもあり、正中神経に沿った緊張が症状の主因であった。手指と臀部のツボへの施術により頸部・肩の緊張が緩和され、顎の緊張を取り除くことで全ての症状が消失した。職業性の筋緊張に対して、遠隔部位のツボを用いた施術が有効であることが示された症例である。
担当スタッフ
洲崎 和広























