症状

4ヶ月前、突然左肩前面から前腕が痛みだした。
痛む状況は、高い所にある物を取ろうとした時、左肩を下に寝る時、つり革を左手で持っている際、電車が急に揺れた時。
その他にも、生活中のふとした動きで強い痛みが走る。
病院でCTを撮ったが異常なし。
来院２週間前から悪化し、マッサージだけでは対処出来ないと思い来院。

施術と経過

左肩の可動性をチェックすると、前方・側方からの挙上100度ほどで痛みが出ていた。
強い痛みと可動域制限から、肩関節の周囲に炎症が起きていると判断した。
炎症を鎮めるために足のツボに鍼をした。また肩甲骨の可動性を改善させるために、肘と手のツボに鍼をした。
４回の施術で左肩の可動域は回復し、日常生活で困ることは無くなった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 足太陽 L
• 外谷 L
• 尺沢 L
• 督兪 L

まとめ

肩に炎症が起きている時は、炎症を鎮める事を優先して施術を行う必要がある。
また、肩甲骨の動きが悪くなると肩関節の動きまで制限してしまう。
そのため、肩甲骨周りの筋肉を柔軟な状態にする事が重要である。

症例を投稿した鍼灸院：はりきゅうルーム カポス