症状

ふだんは飲食店で立ち仕事をしている。１ヶ月以上前から、右臀部の痛みと右膝の内側に痛みが出ている。右膝は力が入りづらく踏ん張ることができずガクガクして不安定。
くしゃみで臀部の痛みが増悪し、早朝に臀部の痛みで目が覚めることがある。症状の強さに波があり、日によって強さが違う。しかし症状がゼロになる事はない。
１ヶ月前から接骨院に通っており、そこでは「坐骨神経痛」ではないかと指摘をされ、施術を受けていた。施術を受けた直後はラクになるが、症状が治っていかない。当院に通院歴のある友人に話したところ、当院を紹介された。

施術と経過

この症例は臀部の緊張が坐骨神経に影響を与えていると思われた。臀部の緊張を緩めれば改善する症状であるが、この臀部の緊張を生んでいる原因までさかのぼることが重要である。腰部の緊張が臀部の緊張を招いていたため、腰部の緊張を緩めた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 腸鳴 R
• L4(1) R

まとめ

臀部は軽く触れるだけでも痛みがあった。坐骨神経の走行領域とも関係している。この臀部を緩めるツボをつかったところ、臀部の痛みが消え右膝の痛みも消え力も入るようになった。若干の違和感が残ったため、腰椎近くのツボに鍼をすると、症状は全てなくなったため施術を終了した。

症例を投稿した鍼灸院：養気院