症状

５日前から下腹部のニヤニヤする違和感のためお腹に力が入らず元気が出ない。常時に気になりいつもお腹を擦っていたい気分である。便秘のときのようにお腹が張った感じでもないし、下痢のようにお腹に力が入らない状態とはちょっと違う。数年前に同じような症状の時に内科から精神科へと行かされた経験とその時に言われた『気の持ちよう…』と伝えられた言葉が忘れることが出来ずに自分で何とかしようと考えていた。しかし下腹部が気になり始めてから、入眠が難しくなり寝不足気味である。そのため、日中も眠たいことが多く元気が出もない、その様子を見ていてた奥様が当院を紹介してくれた。

施術と経過

下腹部を触れると特異的な緊張を触れた。また横隔膜と対応する箇所にも緊張がみられる。
腰部にも緊張となって表れていたため足のツボ・臀部のツボを使い和らげた。１０分置鍼すると『鍼って不思議ですね。かなり、スッキリしました』と教えてくれた。
下腹部の緊張緩和を確かめ、施術を終了とした。

１週間後、念のため奥様にも経過良好の確認もとる。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 陰谷 L
• 胞肓 L

まとめ

下腹部は泌尿生殖系に関わりある所であり、デリケート部分であります。そのため、鍼灸が適応なのかどうかを判断しました。判断材料を揃える中で患者さんの思いもも聞き、最終的にはお手伝いことが出来てよかったと思いました。本症例は下腹部の緊張を足のツボと臀部のツボを使うことで和らげ改善へと繋げました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院