自力で曲げられない親指
症状
2週間前から久しく弾いていなかった楽曲を急に練習しはじめた。
長らく演奏していなかった難しい楽曲だったためか、使うたびに親指に痛みを感じるようになった。
次第に曲げる動作に支障がではじめ、指の筋がゆるむお風呂の中で自己流のリハビリをおこなっていた。
すると、全く指が曲がらなくなり、痛みは増すばかりだった。
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来院者
女性
60 代
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期間
2019年7月 ～ 2019年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回～15回
施術と経過
【初回】
指の曲げ伸ばしに関係する筋を調べると特有の筋緊張がみつかった。
それらの筋緊張をゆるめるため、肩・背中にあるツボへ鍼をおこなった。
すると、指は曲がらないものの、痛みの感覚は軽減した。
その後は引き続き同じツボへ鍼をおこなった。
【２～9回】
徐々に指が曲がるようになり第1関節は曲げられないものの、調理の際にフライパンやボールを握ることができるようになってきた。
【10回】
前回から、ファスナーを引く動作を痛み感じることなく楽にできるようになっていた。
【10～13回】
自力で第1関節を曲げることが出来るようになり始める。
曲げる際に2回クリック動作が入ってしまう。
【14回】
クリック動作が滑らかになり、自然に指が曲がる機会が増えてきていた。
【15回】
前回の施術後から直ぐ、自然に指が曲がるようになっていた。
そのため、予防のための鍼をおこない、今回の施術は終了した。
