NEW骨折後に指が曲がらず伸びない
症状
70代女性。今年4月に転倒し、右第4指基節骨と右豆状骨付近を骨折した。骨折自体は治癒したが、その後右第4指と第5指が十分に曲がらず、伸びなくなった。右手を握っても第4指と第5指の指先が手掌に触れず、手を開いても第4指と第5指は十分に開けない状態であった。スーパーマーケットでパートの仕事をしているが、重いものが持ちにくくなっていた。骨折時には整形外科で検査と施術を受けたが、今回の症状では医療機関を受診していない。骨折以前から耳鳴りも訴えていた。
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来院者
女性
70 代
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期間
2026年7月 ~ 2026年7月
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頻度
週2~3回
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通院回数
2回
施術と経過
初診時、右手を握ると第4指と第5指が十分に握れず、指先が手掌に当たらなかった。手を開いて指を伸ばしても第4指と第5指は伸び切らず、少し曲がったままになっていた。患側の背中と健側の手の甲のツボに鍼をした。施術中は患側の手を開いたり閉じたりしてもらった。初回施術中に指が曲がるようになり、第5指は手掌に着くようになった。2回目も初回と同様の施術を行った。初回施術で第5指が手掌に届くまで曲がるようになり、2回目の施術で第4指も手掌まで届くようになった。また、伸びにくかった指も伸びるようになった。
使用したツボ
まとめ
骨折後の拘縮により右第4指と第5指の可動域制限が生じていた症例である。患側の背中と健側の手の甲のツボへの施術に加え、施術中に患側の手を開閉してもらうことで、初回から指の屈曲が改善し、2回の施術で両指とも手掌まで届くように変化した。伸展制限も同時に改善がみられた。骨折後の機能回復において、局所だけでなく背部への施術と運動の併用が有用であったと考えられる。仕事での重いものの持ちやすさについても改善が期待される。
担当スタッフ
院長 丹羽裕樹





