NEW喉の詰まり感と鳩尾の不快感が続く胃腸症状
症状
50代女性が3週間前から特に前触れなく出現した胃腸の不調を主訴に来院した。2年前に罹患した逆流性食道炎の疑いと同様の症状であり、鳩尾のあたりの不快感と喉に何かが詰まっていて逆流してきそうな感覚を訴えていた。便の調子もあまり良くなく、コロコロした便のことが多かった。症状の程度に変動はなく、日常生活の中で常に不快感があるため継続的なストレスとなっていた。2年前の症状と同じであることと、薬以外の選択肢を希望したため病院の受診はしていなかった。また、調子が悪くなってから肩甲骨の内側に引っ張られるような痛みに近い違和感も感じていた。初診時の腹診では鳩尾の部分の硬さと全体的な冷えが認められ、肩甲間部も左右とも緊張が強く、圧痛も確認された。
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来院者
女性
50 代
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期間
2026年3月 ~ 2026年4月
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頻度
週2~3回
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通院回数
9回
施術と経過
初回施術では、膝にあるツボを用いて腹部の緊張を緩め、胃腸症状と関連する肩甲間部を緩めるツボにも鍼をした。初回施術後、2診目開始時までに症状の変化は見られなかった。2回目以降も同様の方針で腹部の緊張を緩め、背部にも施術を行った。2、3診目の終了後は少しずつ変化が出てきて症状の改善が見られた。4診目の後ではほとんど症状が気にならなくなり、一時は大幅な緩解が見られた。その後、雨天の日はやや症状の再燃が見られたが、概ね楽な状態を保つことができた。9回の施術終了後、症状の再燃が見られなくなったため、施術を終了とした。
使用したツボ
まとめ
逆流性食道炎の疑いに伴う胃腸症状と肩甲間部の違和感に対して、腹部と背部の緊張を緩める施術を行った。初回施術では変化が見られなかったが、2回目以降から徐々に改善が認められ、4回目で大幅な緩解が得られた。その後、天候による症状の再燃が見られたものの、9回の施術で症状が安定し終了となった。本症例では、腹部の冷えと緊張、肩甲間部の緊張が胃腸症状と密接に関連していることが示唆され、これらの部位への継続的な施術が有効であった。薬物療法以外の選択肢を求める患者に対して、鍼灸施術が有用な治療手段となり得ることが確認された。
















