NEW嘔吐を伴う慢性頭痛
症状
20代女性、管理職。社会人になってから後頭部を中心とした頭痛が出現し、吐き気を伴い実際に嘔吐することもあった。症状は常に存在し、仕事に集中できず帰宅後も家事ができない状態であった。頭痛に加えて首肩こり、吐き気、疲労感、むくみといった症状も認められた。医療機関での診断や治療は受けていなかった。初診時の触診では背部に拒按(押されることを嫌がる反応)が認められ、身体全体に強い緊張状態があることが確認された。
-
来院者
女性
20 代
-
期間
2026年1月
-
頻度
月3回程度
-
通院回数
11回~15回
施術と経過
初回は手と足のツボに施術を行った。施術後、大きな変化は見られず、わずかに楽になった程度であった。2回目以降は、身体の過緊張が拒按反応として現れていると考え、リラックスを促す方針で施術を継続した。施術を重ねるごとに、吐き気を伴う頭痛が消失し、頭痛の頻度も大幅に減少していった。3回の施術で症状は大幅に改善した。施術期間中、症状の再燃はなかったが、頭痛が軽減した後に後頭部のモヤモヤ感が新たに出現した。
使用したツボ
まとめ
本症例は、社会人として管理職を務める中で生じた慢性的な頭痛と自律神経症状に対する鍼施術の例である。身体の過緊張状態が症状の根本にあると考え、リラックスを促す施術方針が奏功した。3回という比較的短期間で吐き気を伴う頭痛が消失し、頭痛の頻度も大幅に減少したことから、ストレスや緊張による身体症状に対して鍼施術が有効であることが示唆された。今後は後頭部のモヤモヤ感に対する継続的なケアと、ストレスマネジメントを含めた総合的なアプローチが望まれる。

















