NEW足首の拘縮と痛みが仕事に影響
症状

足首の痛みが主訴であり、特に爪先立ちをする際に痛みが強くなるため、日常的にその動作を避けている状態であった。疲労が蓄積すると痛みが増し、仕事で高いところの物を取る動作が困難になるなど、日常生活や仕事に支障をきたしていた。病院でテーピングと痛み止めの処方を受けたが、痛みや動きの改善はほとんど見られなかった。また、足首の拘縮があり、可動域が制限されていることが確認された。
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来院者
男性
50 代
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期間
2025年6月 ~ 2025年6月
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頻度
ほぼ毎日
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通院回数
6回
施術と経過
初診時の触診では、健側と比較して腫れがあり、可動域がほぼない状態であった。また、下腿の筋肉が萎縮していることが確認された。初回はふくらはぎのツボに鍼を行い、施術後には痛みが半分程度に軽減し、可動域も改善が見られた。しかし、症状が戻ることがあったため、2回目以降は肩甲骨や臀部のツボにも鍼を行い、全身のバランスを整える方針を採用した。施術を重ねるごとに症状は改善し、6回の施術で大幅な改善が見られた。施術期間中に深酒をした際に症状が少し戻ることがあったが、アルコール摂取を控えるよう指導した。
まとめ
足首の痛みと拘縮に対して、局所のふくらはぎのツボへの鍼と、肩甲骨や臀部のツボへのアプローチを組み合わせることで、症状の改善が見られた。初回施術では痛みの軽減と可動域の改善が確認されたが、症状が戻ることがあったため、全身のバランスを整える施術を追加したことが効果的であった。6回の施術で大幅な改善が見られ、日常生活や仕事への支障も軽減された。症例から、局所の施術だけでなく、全身のバランスを考慮したアプローチが重要であることが示唆された。