物を噛む時に顎が痛い
症状
以前にも右顎が痛くなったことがあり、歯科医院で噛みしめ癖を指摘されたことがありマウスピースを作ってもらい毎晩マウスピースつけて寝ていた。しかし、1週間前より特に思い当たる節もなく朝起きたら右顎が痛くなっていた。痛みで食事をするのも支障が出るため、以前から通院していた歯科医院に相談しに受診したところ、鍼を勧められ当院を紹介され受診する。
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来院者
女性
30 代
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期間
2017年1月 ~ 2017年1月
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頻度
週2~3回
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通院回数
4回
施術と経過
口を開けてもらうと半分くらいしか開けれない状態であった。顎周辺の筋肉にも緊張があった。次に身体全体をチェックしていくと脊柱と肩甲骨に動きが悪いところがあった。これが原因で、寝ている間に噛みしめてしまい顎関節に負担をかけて炎症が出たものだと考え、まずその脊柱の動きをよくするために手のツボに鍼をした。すると痛みは残るものの口を開けれるようになった。次に顎周りの筋肉の緊張を取るために脊柱と肩甲骨に鍼をしたところ痛みが軽減した。同じように4回ほど鍼を繰り返し生活に支障が出なくなったので終了とした。
使用したツボ
まとめ
顎の痛みは、顎に直接鍼をしても良い効果が得られないことが多い。それは顎の痛みが出てくる原因が顎自体にあるのではなく脊柱や肩甲骨に原因がある場合が多いからである。したがって、顎関節のトラブルは全身に目を向け、どうして顎にトラブルが出たかを観ていく必要がある。
担当スタッフ
梶谷和史