NEW『成長痛』と言われた膝の痛み
症状
夏頃から身長が急激に伸びはじめ、両膝の痛みを抱えるようになった。経過をみていたが悪化してきたことから1か月前に総合病院の整形外科に受診したところ、『骨に問題なし。湿布や痛み止めの薬で様子をみてまた1か月に受診してください』と言われ、昨日再び受診してきた。治らず、部活動でサッカーをやっているが思うようにプレーできないことを伝えると『オスグッドと言われる成長痛の一種と思います。しばらく安静にしてください』と言われた。
確かにこの痛みを抱えてからは休むと動けるようになるが活動を始めると痛み出すことは把握していた。この繰り返しで過ごしたこともあり、体育のバレーボールでの跳躍動作でも痛みがあることからずっとこのままなのかと心配されていた。
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来院者
男性
10 代
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期間
2024年11月 ~ 2024年11月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
患部の腫脹・圧痛はみられないが正座の動きを行うと腿と踵の距離は手のひらほど離れていたことからこの動きの改善を考えた。
右側の膝が特に可動域が低下しており、右足首の背屈制限も顕著であった。
そこで、関連する小指・臀部・腰部のツボに鍼をした。すると腿が踵に触れるまで大幅に改善された。仕上げにハムストリングスの緊張を取り除くと正座の動きをとれるようになった。その場で跳躍動作なども確認して痛みがないことを確認して施術を終えた。
使用したツボ
まとめ
膝関節に関わる臀部・腰部の緊張を取り除くことで膝周りの筋緊張が緩和され、動きが良くなり痛みが消失したものと思われます。
また、正座の動きでは足首の動きも関わることから併せて施術を行ったことが本症例のポイントであります。
担当スタッフ
洲崎 和広