NEW立ち仕事や長時間歩行で悪化する膝の痛み
症状
主訴は右膝の痛みである。数年前から片足をかばうように歩く様子がみられ、長時間の歩行が難しくなっていた。痛み自体は数年前から続いており、最近になって強くなってきたとのことである。常に重だるい痛みがあり、歩行時など膝を曲げる動作の際にはずきっとした痛みが走るという。歩行時や立ち姿勢が続いたときに症状が強くなる傾向がみられた。買い物など外出時の歩行が不便であったり、家の中でも片足をかばう歩き方になったり、立ち仕事がつらいといった影響が出ていた。以前、医療機関で膝の軟骨がすり減っていると言われ、リハビリを受けたが特に変化はみられなかったとのことである。その他、特に気になる症状はみられなかった。
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来院者
女性
80 代
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期間
2026年5月 ~ 2026年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
9回
施術と経過
初診時には、他動運動・自動運動のいずれにおいても膝の屈曲に制限がみられ、臀部周りの緊張が確認された。また、重心が外側に偏っており、O脚気味の傾向もみられた。施術では、主に臀部や腰部、下腿前面のツボを用いて調整を行った。初回施術後には膝の軽さが得られ、痛みも減少し、3日間ほど良い状態が続いたとのことであった。以前よりも痛みは軽減していたが、まだ残存している状態であったため、2回目以降も方針を変えずに同様の施術を継続した。施術を重ねる中で、負担がかかった際には違和感が出るものの、以前より歩行がしやすくなり、片足をかばう歩き方も少なくなったとの変化がみられた。大きな変化が得られるまでに、9回程度の施術を要した。
使用したツボ
症状スコア
まとめ
右膝の重だるい痛みと歩行時の痛みに対し、膝関節そのものだけでなく、臀部や腰部の緊張、重心の偏りといった周辺の状態に着目して施術を行ったことが、歩行時の負担軽減につながった可能性が考えられる。初回から比較的良い変化がみられたこと、また同じ方針を継続したことで、徐々に歩行のしやすさにつながっていった経過がうかがえる。負担時には違和感が残ることから、今後も日常生活での負荷のかかり方に注意しながら経過をみていくことが望ましいと考えられる。膝関節周囲だけでなく、姿勢や重心のバランスを含めて確認する視点が、同様の訴えを持つ症例において参考になる可能性がある。













