NEW疲労からくる片側性の頭痛とコメカミの張り
症状

2週間前から特に誘因なく右側頭部にズキズキとした痛みが出現している。仕事でのストレスや睡眠不足、残業による疲労が蓄積している状態であった。痛みは側頭部を中心に持続的に感じられ、吐き気やめまいなどの随伴症状は認められない。右側の首から肩にかけて常時緊張感があり、力が入った状態が続いている。症状により仕事への集中力が低下し、易疲労感も出現している。医療機関での受診歴はない。
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来院者
女性
40 代
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期間
2024年11月 ~ 2024年11月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時、コメカミ部の緊張が強く、頸部の左側屈に制限が認められた。手のツボに鍼をしてコメカミ部へアプローチし、さらに下半身の緊張緩和を目的として腰部のツボにも鍼をした。施術直後から頭痛は消失し、頸部の可動域制限も改善された。一か月後、別の症状での来院時に経過良好との報告を受けた。
使用したツボ
まとめ
仕事による疲労やストレスの蓄積が誘因となり、頭部から頸部にかけての筋緊張が持続的な頭痛を引き起こした症例である。手のツボと腰部のツボを用いた施術により、頭部の緊張が緩和され、頭痛の即時的な改善が得られた。全身の緊張状態に着目し、下半身の調整も含めた包括的なアプローチが有効であった。症状の再発予防には、過度な疲労の蓄積を防ぐための生活習慣の改善も重要である。
担当スタッフ
洲崎 和広