症状

働き始めてから調理師で長年に渡り肩や肘のトラブルで悩まされてきた。今回は、１年前から右肘の痛みが取れなく連絡をいただいた。
２週間前までは肘関節を曲げ伸ばしするだけでも痛く、ピークであった。それから市販のサポーターや湿布でケアを行うと概ね治まってきた。
ただ、重たい物をもったりドアノブを回すような動き(回内位)をするとピリッとした痛みがある。

施術と経過

誘発動作を行うと内側上顆付近を示し圧痛も伴った。
握る動きや屈曲伸展時の痛みはなかった。肘の動きと関連深い脊柱のツボ・背部のツボに鍼をすると、肘の動きが良くなった。さらに好転させるために、手首・指のツボを使った。
動作時痛、圧痛共に消失したことから施術を終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• T4(1) LR
• T6(2.5) R
• 養老 R

まとめ

背中の緊張が肘の痛みを成していました。
内側上顆付近の痛みだったことから小指までラインを意識して施術に臨みました。本人が気付かないうちに身体に負担をかけてしまうことは珍しくありません。
長年の仕事によって引き起こされる痛みは、どこに負担がかかりやすいか考えていくことで解決できることもあります。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院