症状

2日に1回ほど中長距離を走るマラソン愛好家であり、2年前に痛めた右膝内側が1週間前に再発した。以前は安静期間を設けるなど自力で対応することが出来た。その後復帰して昨年は痛みなく楽しめることが出来た。だが今回は治る気配がない。日常生活では問題ないほどであるが少し走ると痛いと言う状態が続くため連絡をいただいた。
当院に来られるまでは近所の整骨院へ行っていた。整形外科等病院へは行っていない。

施術と経過

患部に圧痛があり、臨床では過伸展から屈曲の動きになる時に鈍痛がみられたためこの動きの改善を考え施術を行った。
この部と関連する肩甲骨内縁のツボに鍼をした。すると圧痛がすぐに消失した。次に作用を高めることを目的にふくらはぎのツボに鍼をした。また、膝の動きの起点となる部に鍼をして動きを確認すると動作時痛も消失した。

後日、メールにて走り出したときの痛みも無くなり無事に走ることが出来ていると経過良好の報告を受けた。
以降メンテナンス目的での施術を続けている。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 四枢 R
• 築賓 R
• 飛揚 R
• 膝根 R

まとめ

2年前の古傷が再発し、昨年は問題なく過ごせ今年は発症した。この違いを患者さん本人は自覚なかったがシューズの変更であった。メーカーまでも変えたことから今までとの身体の使い方に変化が現れ膝に負担をかけていたと思われます。
施術でも重心バランスを整えるように行うと動きが良くなり痛みも消失しました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院