突然足の甲に痛みが走る
症状
5週間前、お風呂で湯船に入ろうとした際、右足の甲に痛みが走る。痛みは一時的なもので、その後は痛みを感じなかった。
翌日、学校の部活でバドミントンをすると、右足の甲に再び痛みが走る。その後、歩行中も痛みが出るようになり整形外科を受診。骨に異常はなく、原因がわからないとのこと。整体やマッサージ、電気療法などの施術を受けるが痛みが治まらない。別の整形外科を受診するも原因がわからず、「モートン病では?」と言われる。
モートン病について調べていると、鍼が効果あるのではと考え来院された。
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来院者
女性
10 代
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期間
2017年4月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
拇指球の辺りに顕著な圧痛があり、土踏まず(内側縦アーチ)にも硬さがみられた。ふくらはぎに鍼をすることで拇指球の圧痛が軽減、歩行時の足の甲の痛みが半減した。さらに、すねの内側に鍼をすると、歩行時の痛みが軽減した。腰に鍼をすることで、残っていた違和感も消失し、施術を終了した。
施術の3日後、「6週間ぶりにバドミントンコート全面で動くことができた。」とメールで報告があった。
使用したツボ
まとめ
拇指球にかかる負担が、足の甲の痛みの引き起こしていた。拇指球へ体重をかける動きは、同時にふくらはぎの緊張も引き起こす。日々のバドミントンの練習で、下腿部に疲労が溜まり、その影響から足の裏、足の甲へと痛みが波及した。モートン病と言われている症状の多くは、このように改善が期待できる。