両足の裏が痛い
症状
ウォーキングが趣味だったが7~8年前から右足底が痛みだし、4~5日前から左足底も痛み出した。 病院で診察してもらうとモートン病と診断された。 足底が痛みだしてからはウォーキングを中止している。 歩行時、両足の裏の第3趾(中指)、第4趾(薬指)のつけ根付近しびれるような痛み。特に右足の痛みが強く、痛みで足を引きずることがある。
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来院者
女性
70 代
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期間
2024年3月 ~ 2024年4月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
(初診) 歩行時に身体のバランスの悪さから不必要な加重が患部にかかるために起こると考え、下肢の筋肉の緊張を緩めることにした。 大腿前面と後面の筋肉を緩めるため腰に鍼をし、スネの筋肉を緩めるために臀部に鍼をした。 またふくらはぎには直接鍼をして緩めた。 治療後、その場での足ふみや短い距離での歩行では痛みはあまり感じられないとのこと。 日常生活以外での長時間の歩行は控えてもらい、この日は治療を終えた。 (3日後2回目) 足底の痛みは無かったので前回と同様の治療と、各関節を緩める目的で肩に鍼をし、また右股関節が外側に開いていたので活法整体をして整えた。 (一週間後3回目) 前回治療後1回だけ少しだけ痛いときがあったが、たいしたことなく良好とのこと。 前回同様の治療と、アキレス腱を緩めるために腰に鍼をした。 調子が良いようなので次回まで二週間空けることにして、軽いウォーキングも始めてもらった。 (二週間後4回目) 歩いても足底の痛みは感じず調子は良いとのこと。 前回同様下肢の筋肉や関節を緩める目的で、肩、腰、臀部、ふくらはぎ、足関節に鍼をして治療を終了とした。
使用したツボ
まとめ
痛む患部に注視するのではなく、「何故痛み出したか?何故そこに(患部に)負担がかかるようになったか?」を考える必要がある。今回は足底の痛みの原因を身体のバランスの狂いや、下肢の筋肉の緊張による不必要な加重が特定の個所にかかるために起こったと思われ、それらを補う治療が功を奏しました。