症状

サッカー部に所属しており、2週間前から外練習が始まった途端に膝の痛みが始まった。当初からインステップ(足の甲)キックを行うと痛く、ウォーミングアップをしていなく寒いときなどは特に痛みを強く感じた。そのまま様子をみて過ごしたが練習を休む、復帰するを繰り返しておりこれから試合も続くため相談をいただいた。

施術と経過

膝関節の可動域には問題なかったが患側に体重をかけると脛骨結節部に痛みを訴えた。そこでこの動きの改善を目標に施術に取り組んだ。
膝の動きを整えることを目的に臀部にあるツボに鍼をした。次に大腿四頭筋の緊張を抑えるために背部にあるツボに鍼をした。最後に股関節の動きを足指のツボを使い、仕上げると動作時痛が消失した。

2回目、『施術後から数日は良かったが1週間開けると戻ってきたようだ』とのこと。
身体をみると炎症反応を示してたため、前回の施術方針に加えて行った。

3回目、『試合をこなしサッカーを満足に出来ている』とのこと。
しゃがむと膝関節の痛みが誘発されたため、これまでと同様の施術方針のもと腰のツボを加えると動作がスムーズになった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 膝根 L
• 気海兪 L
• T11(1.5) L
• T5(1) L
• 大腰 L

まとめ

膝の動きを整えることに重きを置き行いました。インステップキックからヒントを得て大腿四頭筋に目を向けたのが本症例のポイントであります。また、施術事に狙い定め行うことで速やかに改善されたものと思われます。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例を投稿した鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院