NEW生理前のイライラと食欲変動への施術経過
症状
生理前になるとお腹の張りや苛立ちが強くなることを主訴として来院した。学生時代から生理前にお腹の張りや気分の苛立ちを感じていたが、最近その症状が強くなっていると感じていた。生理の1週間前頃から徐々に症状が出現し、些細なことで苛立って人に当たってしまうことがあった。お腹の張りに伴い食欲が低下する時と、反対に食べ過ぎてしまう時があった。仕事中は苛立ちから集中できず、食欲の変動により体調面も不安定になっていた。婦人科を受診し投薬を受けているが、変化は感じられていなかった。同時期に足の冷えと首肩のこりもみられた。
-
来院者
女性
30 代
-
期間
2026年4月 ~ 2026年6月
-
頻度
週1回程度
-
通院回数
10回
施術と経過
初診時には足の冷え、お腹の張り、首肩の緊張に加え、食いしばりや顎の緊張も確認できた。お腹の反応に合わせて足のツボを使用し、首肩の緊張に対しては手のツボを使用して施術を行った。初回施術後には首肩の緊張が和らいだ感覚があり、お腹の反応にも変化がみられ、足も少し温かくなったとの報告があった。その後は週1回の頻度で施術を継続し、お腹の反応をみながら足の冷えや首肩の緊張を確認し、体全体の緊張との関連も踏まえて調整を行った。施術を重ねるごとに体の緊張の低下、足の温かさ、お腹の緩みがみられ、生理前の不調も減少していった。区切りとなる状態まで、計10回の施術を要した。
使用したツボ
まとめ
生理前の不調を訴える症例において、お腹の張りだけでなく、足の冷えや首肩の緊張、食いしばりなど体全体の緊張状態も関係している可能性が考えられた。局所的な反応のみでなく、全身の緊張状態を確認しながら施術方針を調整していくことで、段階的に体の緊張が和らぎ、お腹の緩みや足の温かさとともに、生理前の不調にも変化がみられた。婦人科での投薬では変化を感じにくかった症例においても、全身の状態を踏まえた施術が一つの選択肢となり得ることが示唆された。今後も生理周期に合わせた継続的な確認が有用と考えられる。






