NEW股関節痛と太腿の張り
症状
半年前に体操をした後、急に左股関節に痛みが生じたとのことである。
痛みの場所は左股関節から左太腿の外側で、動き出す際や歩行時にズキンとした痛みと太腿が突っ張ると訴えていた。起床時から午前中にかけて痛みおよび張りが強く、3000歩ほど歩くと痛みが出現する一方、安静時は楽になるとのことであった。犬の散歩や買い物の際に痛みが強くなり、辛さを感じる場面があるとのことである。医療機関では股関節の炎症の疑いと診断され、週2回のリハビリに通院しており、少しずつ良くなっているとの報告であった。同時期に腰痛もみられた。
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来院者
60 代
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期間
2022年5月 ~ 2022年5月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
初診時には、ベッド上での寝返りや起床動作、しゃがみ込みなどを通して動きや痛みを確認した。他動運動でも股関節の内旋・屈曲に動作制限が認められ、触診では腰部から大腿部外側にかけて筋緊張がみられた。
施術では手のツボ、足のツボ、臀部のツボを用いて調整を行った。
初回の施術後には股関節の動作制限が解消され、痛みもほとんど感じない程度まで軽減したとのことであった。
その後、合計3回の施術を行い、3回目には股関節よりも腰の痛みの訴えが強くなったため、以降は股関節と腰部を同時に施術する方針とした。施術を重ねる中で、股関節・腰部いずれの痛みも日常生活で気になる機会がほとんどなくなり、犬の散歩も以前と同じ距離を歩けるようになったとの報告があった。
使用したツボ
まとめ
体操後に生じた股関節外側の痛みに対し、動作確認と触診から股関節の可動域制限と周囲の筋緊張を把握したうえで、手・足・臀部のツボを用いた施術を行った症例である。初回施術で動作制限と痛みが大きく軽減した点から、股関節周囲の筋緊張へのアプローチが有用であったと考えられる。経過の中で腰痛の訴えが強まった際には、股関節と腰部を同時に施術する方針へ切り替えたことで、両部位の症状がともに落ち着いていったことがうかがえる。日常生活動作である犬の散歩が以前と同じ距離歩けるようになったとの報告からも、機能面での変化がみられたと言える。今後も動作時の状態を確認しながら経過を追う必要があると考えられる。






