NEW聴力低下を伴う左耳の耳鳴りとめまい
症状
60代女性。1年前にひどいめまいが起こり、それがおさまった後から左耳に「ピー」という耳鳴りが発症した。2〜3ヶ月前から症状がひどくなり、夕方から夜にかけて特に気になるようになった。左耳の聴力が低下しており、聴力検査では「下の方の音が聞こえていない」との結果であった。左耳のつまり感と聞こえにくさがあり、電話がしにくいなど日常生活に支障をきたしていた。同時期にめまいも時々起こっていた。
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来院者
女性
60 代
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期間
2026年6月 ~ 2026年8月
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頻度
週2~3回
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通院回数
9回
施術と経過
初診時、左頚部から背部にかけての筋緊張が強くみられた。足と腰臀部のツボに鍼をし、左頚部の緊張を緩めることで耳鳴りなど頭部症状の軽減・消失を目指した。初回施術後、後頭部の緊張はやや緩んだが、耳鳴りやめまいに変化はなかった。施術を重ねるごとに頚部の緊張は軽減してきたが、耳鳴りは減ったり変わらなかったり増悪したり音の性質が変わったりした。めまいも同様であった。9回目の施術時、「前回施術後から耳鳴りは落ち着いている。めまいも軽くで済んでいる」との報告があった。病院で聴力検査を行ったところ、「今まで聞こえていなかった下の方の音が聞こえていた」とのことであった。3週間経過後に確認したが、同様の状態を維持できているとのことであった。
使用したツボ
まとめ
本症例では、左頚部から背部にかけての筋緊張が強くみられ、これが耳鳴りやめまいと関連している可能性が考えられた。施術により頚部の緊張が軽減するにつれて、耳鳴りやめまいにも変化がみられるようになった。症状の経過には波があったが、継続的な施術により聴力検査での改善も確認された。頚部の緊張緩和が、耳鳴りや聴力低下の改善に寄与した可能性が示唆される症例であった。












