NEWバレーボール中の足首負傷後、歩行時にズキズキ痛む右足首
症状
10代女性、バレーボール部所属。3週間前、バレーボール中に右足首を負傷した。整形外科を受診し、靭帯損傷の疑いと骨端線損傷の疑いと診断され、3週間の治療期間を要すると告げられた。受傷から2週間と3日が経過した時点でも、3~4割の痛みが残存していた。症状は右足首のズキズキとした痛みで、特に動作時に顕著であった。歩行時には跛行が見られ、24時間サポーターの装着が必要な状態であった。日常生活では歩行困難があり、バレーボールへの参加や走行が不可能な状態が続いていた。知人の紹介で通院していた整骨院での治療効果が実感できず、当院を受診した。
-
来院者
女性
10 代
-
期間
2026年5月 ~ 2026年5月
-
頻度
1回通院
-
通院回数
1回
施術と経過
初診時の触診では、前距腓靭帯に沿った痛みと圧痛が確認され、歩行時の跛行状態が観察された。腓骨の捻じれに着目し、関連する腓骨部のツボに鍼をした。初回施術後、跛行状態が半減する改善が見られた。同様の方針で施術を継続したところ、1回目の施術後からバレーボールへの参加が可能となった。施術を重ねるごとに症状は順調に改善し、4回目の施術を終える頃にはつま先立ちが可能になるまで回復した。施術期間中、症状の再燃や新たな症状の出現は認められなかった。計4回の施術で大幅な改善が得られた。
使用したツボ
まとめ
バレーボール中に発生した右足首の靭帯損傷の疑いと骨端線損傷の疑いに対し、腓骨の捻じれに着目した施術を行った。腓骨部のツボへの鍼施術により、初回から跛行状態の改善が見られ、4回の施術で日常生活動作とスポーツ活動への復帰が可能となった。10代の成長期における骨端線損傷を伴う足首の損傷に対して、腓骨の位置関係に注目したアプローチが有効であった症例である。整形外科で3週間の治療期間を要すると診断された症状が、約2週間で大幅に改善したことから、鍼施術の有用性が示唆された。
担当スタッフ
洲崎 和広






