NEW幼児の抱っこで悪化した左臀部から下肢の痛みとしびれ
症状

幼児の抱っこをきっかけに、左臀部から下肢後面にかけての痛みとしびれが出現した。症状は常時あり、特に立位での家事動作時や夕方になると増悪する傾向にある。左側臥位で腰痛が誘発され、寝返り動作に支障をきたし睡眠にも影響が出ている。1年前にも同様の症状があり、整形外科で腰椎すべり症の疑いと診断された既往がある。
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来院者
女性
20 代
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期間
2025年1月 ~ 2025年1月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
初診時、腰臀部に著明な筋緊張があり、腰部伸展時に症状が再現され、左側屈を加えることで症状は増悪した。臀部のツボと肘のツボに鍼をしたところ、施術直後に症状は完全に消失した。
使用したツボ
まとめ
幼児の抱っこという日常動作を契機に発症した腰部から下肢にかけての痛みとしびれに対し、臀部と肘のツボへの鍼施術が著効を示した症例である。過去に同様の症状で長期の治療を要した既往があったが、今回は初回施術で即時的な改善が得られた。これは、症状の発症早期に適切なツボを選択して施術したことが、良好な結果につながったと考えられる。
担当スタッフ
洲崎 和広