NEW急にくるホットフラッシュと足元の冷え
症状
主訴はのぼせとホットフラッシュである。1年ほど前に更年期障害の疑いを婦人科で指摘され、その頃からのぼせる感じが現れるようになった。首から上が熱くなり発汗を伴う一方で、足元は冷えている状態が続いている。症状の程度には波があり、強くなるタイミングは判然としないが、前触れなく急に出現する特徴がある。そのため、いつ症状が起こるか分からない不安を日常的に抱えており、映画鑑賞中や買い物中など外出先で急に不調になることもあった。家事ができなくなる場面もあり、生活への影響がみられた。医療機関では漢方薬を処方されていたが、大きな変化は実感されていなかった。また、今回の症状と関係するかは分からないが、首や肩のこりを慢性的に感じていることも併せて訴えていた。
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来院者
女性
50 代
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期間
2026年9月 ~ 2026年11月
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頻度
週1回程度
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通院回数
11回~15回
施術と経過
初診時には触診にて足の冷えと首元の緊張を確認した。また、首を前に倒す動作で違和感が生じることも確認した。施術では、首の緊張に対して背中のツボを、のぼせに対して膝と背中のツボを使用した。初回の施術後には、首の緊張の緩和と、動作時の違和感の軽減が確認された。その後も継続して施術を行い、2回目以降は同様の確認を続けながら、足の冷えに対して骨盤部のツボを追加して調整していった。施術を重ねる中で、冷えの改善と首の緊張の緩和に伴い、のぼせやホットフラッシュも徐々に軽減し、日常的に気になることが少なくなっていった。大きな変化がみられるまでに12回の施術を要し、その期間中に症状の再燃や新たな症状の出現はみられなかった。
使用したツボ
まとめ
のぼせやホットフラッシュといった症状に対し、首肩の緊張や足元の冷えといった全身の状態を併せて確認しながら施術を進めたことで、徐々に症状の軽減につながったと考えられる。局所的な症状だけでなく、関連する部位の状態を丁寧に観察し、経過に応じてツボを調整していく姿勢が、症状の変化を追ううえで有用であったと考えられる。本症例は、自律神経の乱れに関連すると考えられる症状に対し、継続的な施術によって日常生活への影響が軽減していく過程を示す一例といえる。今後も症状の変動には注意を払いながら経過を観察していく必要があると考えられる。






