NEW産後に指が引っかかるばね指の経過
医師による診断:手根管症候群
症状
主訴は右薬指PIP関節のばね指である。2か月前から指が伸ばしづらくなり、朝起きた際に症状が最も強く、日中はやや弱まっていたが、最近では日中も症状が弱まらなくなっていた。夜間も辛さがあったという。赤ちゃんを持ち上げる、おろすなどの動作や家事に支障が出ていた。医療機関では手根管症候群の疑いと診断され、湿布や痛み止めの処方、リハビリを受けていたが、いずれも効果はみられなかったとのことである。また、今回の症状と関係するか分からないが、同時期に腰の重だるさもみられていた。
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来院者
女性
30 代
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期間
2026年6月
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頻度
週1回程度
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通院回数
5回
施術と経過
初診時には、指を伸ばそうとすると引っかかりがあり、痛みも強い状態であった。また、背中や腕に緊張が見られた。背中、腕、お尻のツボを用いて施術を行った。初回施術後は腰の重だるさがやや軽減したが、指の症状には変化がみられなかった。その後、同様の方針で施術を継続し、2回目施術後には日中の引っかかりが減少、3回目施術後には日中の症状が改善し、夜間も引っかかりがない日が出てきた。この頃には朝のみ引っかかりと腰の重だるさが残る状態となった。4回目施術後には引っかかりがほとんどなくなり、普通に指を動かせるようになった。腰の症状もも朝起きた時だけ5となり、5回の施術で終了となった。
使用したツボ
まとめ
右薬指のばね指に対し、背中や腕、お尻のツボを用いた施術を継続したところ、回数を重ねるごとに日中、夜間、そして朝と段階的に引っかかりが軽減していく経過がみられた。初回では指の症状に変化がみられなかったものの、同時に訴えていた腰の重だるさに先行して反応がみられた点は、全身の緊張状態と局所症状との関連を考える上で示唆的であった。医療機関での対応で効果が得られなかった症例であったことから、全身を含めた施術方針が選択肢の一つとなり得ることが考えられる。今後も再発の有無について経過を見ていく必要がある。







